ネイルについて考える | ■RED AND BLACK extra■舞台と本の日記

ネイルについて考える

ヘドウィグを観て、最近怠けていた美容の心を刺激され、ネイルサロンに行ってきました。

え? 空しい努力だって? …いいのよっ、気持ちが大事なのよ! (誰に向かって主張してるんだか)

両手の爪を整えて、磨いて、甘皮もきれいにしてもらって、カラーリングと、ちょっとだけアート。美しい仕上がりを見て、ぼろぼろぎざぎざの爪で平気だった自分を反省しました。ヘドちゃん、ありがとうよ!


舞台で観たヘドウィグの爪は、衣装に比べて案外地味でした。つやつやの黒で、長さはそれほどでもない。この画像は、去年の舞台写真ですが、今回も同じような感じだったと思います。全体のバランスを考えれば、この程度がいいのかな。

(下は、今年のパンフレットを撮影したもの)

へどのつめ

ネイルで思い出す舞台といえば、今年上演された宝塚月組の『エリザベート』でしょう。ポスター観たとき、主役である黄泉の帝王・トート閣下の長ーいネイルに目が釘付けになってしまいました。

とーとねいる


舞台写真では、もう少し短めですが、マットな黒の先端に銀のラメがまぶしてあるようです。もっと長い爪だったシーンもあった気がするのですが、はっきり思い出せません。「我ら息絶えし者ども」~「私を燃やす愛」のあたりで長いつけ爪をしていた、なんてことはないかな。気のせいだったら、ごめんなさい。

トート閣下の指先、確かに美しいのですが、私はそこに現実味を感じてしまい、実は残念でした。整いすぎているせいか、どうしても「ネイルサロンでお手入れ励んでます!」という印象がぬぐえなかったのです。黄泉の国に、そんなものはないよねえ、やっぱり。小さいパーツといえど、こうやって舞台の印象に大きく影響することがあるから、あなどれません。