タナボタ企画『魅せられて日本』 (2) | ■RED AND BLACK extra■舞台と本の日記

タナボタ企画『魅せられて日本』 (2)

タナボタ公演を観るもう一つの楽しみは、衣装プラン担当:岡幸二郎さん肝入りのコスチュームを堪能することにあります。

伊藤恵理さん、堀内敬子さんの着物姿が可愛らしかったなあ。注目したのは後ろ姿。着物の知識はほとんどなくて申し訳ないのですが、今まで見たことのない帯の結び方でした。伊藤さんは、観賞用の金魚「りゅうきん」の尾びれのように、ひらひらが重なった結び目。堀内さんは、菱形がいくつか重ねられた形に結んでありました(記憶違いで逆だったらごめんなさい)。なんていう結び方なんでしょう? 着物の柄もおしゃれだったので、どこのお店のものか知りたかったけど、パンフには書いてありませんでした。

ヘアスタイル。堀内さんは、おかっぱ頭をアレンジしてボリュームを出した感じ。終始、はすっぱなキャラを演じていたのですが、そんな娘らしさにぴったりでした。伊藤さんはレトロなアップスタイルだったかな? どちらも、パンフやちらしの衣装とは違っていました。

2幕は歌に合わせて、洋装にチェンジ。特に、オールディーズコーナーの60年代風ワンピースやパンタロンがすてきでした。

堀内さんは16歳の女の子になって、ノースリーブのふんわりした白いワンピースを着こなしていました。本人は「…かなり無理があるわっ!」と笑ってましたが、すごくキュート。見とれちゃいました。顔は丸くて幼い面影があるのに対し、足が細くてちっちゃいこと(どこ見てるんだかって感じですが)
! だからこんな服が似合うのね。

伊藤さんは、ペアで歌った岡さんに「君は年上~♪」なんてつっこまれてましたが、なんのなんの、言われなきゃ分からない! 声もつやつやだし、今でも「ミス・サイゴン」の初演で演じたキムができるんじゃないかと思ったほど。こう書くと、なんかヨイショしてるみたいですけど、ほんとにそう思いました。

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